【間違いだらけの】品質管理|警告!重要情報が消失 平均値で考えるな

📉 平均値に頼るな
・平均値を使ったアドバイスは、本質的な問題を見誤る原因になる。
🧠 重要なのは「ばらつき」
・平均を取ると個別の違い(ばらつき)が消えてしまう。
📊 平均前のデータで判断する
・正しいアドバイスは、平均を出す前のデータをもとに行う。
📚 具体例①:テストの点数
・AさんとBさんの平均点は同じでも、必要な対策は異なる。
🕵️♂️ 具体例②:図面探索時間
・Aさん4分・Bさん20分 → 平均7分にするのは誤り
・BさんがAさんのやり方を学ぶのが正しいアプローチ。
💡 改善の順番を守る
・まずはばらつきをなくし、その後スピード向上を狙う。
😠 磯部先生も怒っていた
・KI法を確立した磯部邦彦先生は、「平均値なんて誰が考えた!」と嘆いていた。
🔧 品質改善は思い込みを捨てることから
・平均値を使った対策が効かないのは、思い込みに基づいているから。
🔄 視点の転換が必要
・従来の努力ではなく「見方を変える」ことで問題は解決する。

品質担当者の多くは、データ分析するとき、すぐに平均値を出したがる!

その結果、対策をしても問題解決に至らない場合が多いんです

そうなんですね!うちでも平均値をよく目にしますよ

実は、平均値でアドバイスしてはいけないんです

平均値を取った瞬間に大事な情報を打ち消してしまうからなんです

それは知りませんでした。どういうことですか?
品質管理|平均値で考えるな

KI法を確立した、磯部邦彦先生は、「誰が平均値を発明したのか」と怒っていたといわれています

以下図を見てください。平均値だけ見たとして、皆さんならどんなアドバイスをしますか?


A君、B君も2科目がんばって!と言います

そうだね、平均点50点だからね

ですよね。しかし、この平均値からのアドバイスは間違っています。ここで改めて、実際の点数を見てください

あれ、A君は国語が良くない、B君は国語も数学も半分の点数ですね!

そう!2人へのアドバイスも変わりますよね

Aさんには、数学はOKです、国語をもっと勉強しましょう

Bさんには、2科目ともがんばりなさい。これが正しいアドバイスになりますね

なるほど、平均値を取る前のデータで考えるのですね!

その通り、平均値を取った瞬間に大事な情報を打ち消してしまう

だから、冒頭に話した磯部先生は「誰が平均値を考えた」と怒っていたのです

そうだったんですね!なんとなく分かってきましたよ

おっ、皆さん理解してきましたね。それでは別の例で説明してみます。詳しく話をしていくので最後まで見ていってくださいね


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