【令和6年3月開催予定】週休2日で黒字化経営するための工場学【3ステップ】セミナー詳細

利益がでない中小企業の3大要因

こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

まずは、利益が出せない『要因』を知り、
どうすれば『儲かる工場』になるか考えてみましょう。

利益がなぜ出ないのか?なぜ儲からないのか?

あなたも考えたことがあるはずですよね。
実はそこには、中小製造業に共通した要因があるんです。

利益が出ないと悩む、中小製造業の経営者・管理者は必見です。

あなたの工場ではこんな間違いをしていませんか?

これからその要因を説明していきますが、
難しいものは一つもありません。

むしろ、「それがどうした」、
「そんなこと、とっくの昔に知っているけど…」と思うかもしれません。

そこで、大切なお願いです。

当たり前で、単純だからこそ、じっくりと考えて頂きたいのです。

何回もじっくりと読んで感じることで、
今、あなたの工場はどんな仕事のやり方をしているのか?
と真剣に見つめ直してみましょう。

何度も繰り返して読むうちに、
利益とは何か?という、
利益を生み出す本質が見えてくるんです。

最新セミナー情報

週休2日で黒字化経営するための
工場学【3ステップ】
「ほったらかし経営」
実践セミナー

開催日 :2/26(月) 9時30分~12時

開催場所オンラインセミナー(ZOOM)

参加費 :7,000円(消費税込み

【お申込みはお早めに】
参加希望の方はコチラから↓↓↓

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目次

利益のでない中小製造業では、利益が出ない仕事のやり方をしている

それでは、1つ目の要因を解説します。

まず疑問です、
利益が出ている会社と出ていない会社は、
何が違うのでしょうか?

利益が出ている会社は、
利益が出る仕事のやり方をして利益が出ている。

利益が出ていない会社は、
利益が出ない仕事のやり方をして赤字を出している。

要因1:利益が出ない仕事のやり方をしている

なんだ、当たり前じゃないか、
そんなことは知っている、と思ったあなた。

当たり前ではなく、実は、これが真実であり、
ここに利益を生み出す本質が潜んでいるんです。

利益は結果であり、
直接コントロールすることはできませんよね。

したがって、
コントロールするべきは、
利益の原因となる仕事のやり方になります。

利益が出ないのは、
利益の出ない仕事のやり方をしているからである。

この原理を理解せずに、
利益を出そうとしても、結果はついてきません。

もう一度考えてみましょう。

利益が出ない仕事のやり方…
あなたの今の仕事のやり方かもしれませんよ!

利益のでない中小製造業では、正しい仕事のやり方を教わっていない

それでは、2つ目の要因を解説します。

ズバリ!利益が出ないのは、
工場の管理者・現場リーダーが、
利益の出る仕事のやり方を知らない
からです。

なぜ知らないのでしょうか?答えは簡単!

教えてもらったことがないからです。

要因2:正しい仕事のやり方を教わっていない管理者・現場リーダー

工場の技術的な教育は、日々の業務を通して学ぶことができますよね。

しかし、

管理者・現場リーダーとして、
部下を持ち、
どのように工場管理をしていけばよいか、
という根本的な教育を現場で受けていません。

実は、これが中小製造業の致命的な弱点であり、

工場で起こる様々な問題の根本的原因はここにある
と言っても過言ではないんです。

例えば、
現場作業者が不良を出してしまい
クレームになったとしましょう。

このとき、
その不良を出した作業者は、実は全く悪くありません。

むしろ、
不良を出させられた、という解釈が正しいんです。

作業者が、
不良の出る仕事のやり方をして、
不良を出したというだけのことなんです。

しかし、
このようなことが起こったとき、
作業者を悪者にしているのであれば、間違いなく同じ問題が再発します。

悪いのは、正しい作業を教えていない現場リーダーです。

管理者や現場リーダーは作業者に正しい作業を教えて、
力量を上げることが仕事です。

とはいっても、
管理者や現場リーダーは、そういった教育を受けていません。

だから、
現場作業という自分の力が発揮できる安全な場所に逃げ込んでしまうのです。

管理者や現場リーダーに対する現場での
実践的教育が圧倒的に不足している。

これこそが、
利益が出ない最大の要因です。

現場リーダーになぜ作業に入っているのかと聞くと、
ほとんど以下の答えが返ってきます。

「自分が作業に入らないと、納期に間に合わないから」

「自分にしかできない作業があるから」

一見もっともらしい理由に聞こえますが、
実はどちらも錯覚に過ぎません。

なぜこれほどまでに、
管理者や現場リーダーの役割が重要なのか、

それは、
ものづくりの最高峰であるトヨタ生産方式で
最も重要とされているからです。

以下、トヨタ流の教科書・管理編からの引用です。

トヨタの強さは,管理者のマネジメント能力の高さに端的に表れています。
  つまり,管理者や監督者が自分の本来の仕事や任務は何であるか,
  そのためにどんな行動をとらなければならないか,
またどんな結果を出さなければならないかについて,
  十分に認識しており,それらを確実に実行に移せる。
しかも,そうした人材を数多く育てている──。
  これがトヨタの優れた特徴であり,
「普通の会社」と大きく異なる点です。

お分かり頂けたでしょうか。

利益のでない中小製造業では、従業員が分かっていても行動しない

それでは、3つ目の要因です。

あなたの工場ではこんなやり取りをしていませんか?

経営者「君たちは分かっているのに、なぜやらない?」

従業員「はい、やります」 ⇒ と言ってもやらない

経営者「本当に分かっているのか?!」

従業員「はい、分かっています。やりますよ」 ⇒ 実は分かっていない

要因3:分かっていても行動しない従業員

中小製造業の経営者と従業員は、
良くも悪くも家族的な関係が出来ています。

親の心子知らず、というように、
経営者の将来に対する危機感や従業員を想う心というのは、
従業員には伝わりにくいんです。

そのため、
経営者が本気で工場改革をしようと決意しても、
従業員がついてこない場合がほとんどです。

これは、
自分たちの力で工場を変えていくことの難しさでもあるのです。

非常にもったいないと思いませんか?

工場でこんなやりとりがありました。

コンサル「どうしました?何か言いたそうですが?」
従業員「先生に今日言われたことは、前から社長にやれとさんざん言われていたんですよ」

コンサル「じゃあ、すぐやってみたら」
従業員「それは分かるんですが、具体的にどうやったらいいか今までわからなかったんです」

コンサル「具体的に行動しないと意味がありませんよ」
従業員「先生の話を聞いて、具体的なやり方が分かりました。まずやってみます」

経営者「私が言っても、全然聞かないので、先生から言って下さい」

経営者と従業員の関係性をいかに構築するか。
それが利益を生み出すカギなんです。

旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/

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