【令和6年3月開催予定】週休2日で黒字化経営するための工場学【3ステップ】セミナー詳細

問題解決に必要な2つの考え方【演繹法と帰納法】

こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

 

本日は、
問題解決に必要な2つの考え方を解説します。

 

演繹法と帰納法
あなたは聞いたことがありますか?

 

そんなに難しくありません。
簡単に解説してみます。

 

ちなみに、
5月から以下の企画がスタートしました。

『ものづくり青年経営者養成塾』
への参加はこちらをクリック

*5月末まで参加は完全無料です。

製造業の経営における課題を
経営者同士で議論して解決策を考えます。

 

 

最新セミナー情報

週休2日で黒字化経営するための
工場学【3ステップ】
「ほったらかし経営」
実践セミナー

開催日 :2/26(月) 9時30分~12時

開催場所オンラインセミナー(ZOOM)

参加費 :7,000円(消費税込み

【お申込みはお早めに】
参加希望の方はコチラから↓↓↓

https://forms.gle/S9BEdGsgdk8tEEbo6

目次

問題解決に必要な2つの考え方【演繹法と帰納法】

 

 

演繹法と帰納法
言葉は聞いたことがあるかと思います。

 

演繹法は
「Aである」という前提から、
「Bである」という結論を導く方法です。
一般論を使って出来事の結果を推測します。

 

帰納法は
経験からの推論です。
いくつかの結果から、結論を導くものです。
複数の出来事とその結果から規則性を見つけます。

 

それでは、詳細を解説します。

 

演繹法

 

演繹法は
「Aである」という前提から、
「Bである」という結論を導く方法です。
一般論を使って出来事の結果を推測します。

 

「Aである」は
誰がどう見てもそうであるという前提であり、

 

「Bである」は
そこから自ずと導かれる結論になります。

 

例えば、
「Aである」
→子供を産むことができるのは女性だけだ。(前提1)

「Aである」
→私は男性である。(前提2)

「Bである」
→私は子供を産むことができない。

 

もう一つの例、
「Aである」
→人間はおならをする。

「Bである」
→アイドルもおならをする。

 

どうでしょうか。これが演繹法です。

 

「Aである」が正しければ、
「Bである」は絶対に正しくなります。

 

もちろん、
「Aである」が間違っている場合、
「Bである」は間違いだということになります。

 

もう一つ、
「Aである」
→俺のものは俺のもの。(前提1)

「Aである」
→お前は俺の家来。(前提2)

「Bである」
→お前のものは俺のもの。

 

ジャイアンの論理ですね。
論理的には正しいのですが、
倫理的に前提2が違います。

 

理屈だけでは上手くいきません。

 

帰納法

 

帰納法は
経験からの推論です。
いくつかの結果から、結論を導くものです。
複数の出来事とその結果から規則性を見つけます。

 

「リンゴは落ちる」、
「本が落ちる」、
「ペンも落ちる」、
という結果がありました。

 

ここから導かれる結果は、
「地球には引力がある」です。

 

演繹法では、前提が正しければ
結果は必ず正しいものになりましたが、

 

帰納法では、
結果は必ずしも正しいわけではありません。
そのようになる可能性が高いということになります。

 

簡単な例で、
「ジャイアンに一昨日、殴られた」

「ジャイアンに昨日も、殴られた」

「ジャイアンに今日も、殴られる!
助けて~ドラえも~ん!」(結論)

 

はい、殴られる確率はかなり高そうですが、
今日はジャイアンの機嫌がよいかもしれませんので、
結論は間違っている可能性もあるわけです。

 

このように
「結果は必ずしも正しいわけではない」
ということになります。

 

だからといって
帰納法が全く役に立たないもの
と考えるのは間違いです。

 

経験に基づく「経験則」は帰納法であり、
多くのデータから推察する「統計学」も帰納法です。

 

例えば、ペストが蔓延した昔のヨーロッパでは、
今のように医療技術も科学も未熟だったので
病の原因は解明できませんでした。

 

でも、経験的に死んだ人やネズミが危ない
ということがわかってきて、それらを遠ざけました。

 

このような考え方は帰納法であり統計学です。
本当の原因がわからなくても、
現状に対応することができるのです。

 

 

演繹法と帰納法を具体的に活用する

 

 

以上、演繹法と帰納法の説明をしました。
今度は具体的な使い方例を紹介します。

 

例えば以下になった場合、
あなたはどのような仮説を立てるでしょうか?

 

一般論
自社店舗の近くに競合が出店すると売上が減る
出来事
自社店舗の近くに競合が出店してきた

 

演繹法の活用

 

上記の場合は、

 

仮説
自社店舗の売上が減るかもしれない

 

という仮説になると思います。

 

一般論が正しいどうか、
証拠となる過去の統計データがあるとよいでしょう。

 

帰納法の活用

 

上記の例のように、
ビジネスでのノウハウや情報などは、
最初からすべてわかっているわけではありません。

 

初めて挑戦することや前例のないことから
将来を予測する場合は、
「帰納法」を使うことが
ほとんどではないでしょうか。

 

もし「競合の出店の影響」がまだ分かっていない時点では、

 

出来事1
自社店舗1号店の近くに競合が出店して売上が減った

出来事2
自社店舗2号店の近くに競合が出店して売上が減った

出来事3
自社店舗3号店の近くに競合が出店して売上が減った

 

事例がいくつか観察できた後に、

 

仮説
自社店舗の近くに競合が出店すると売上が減る

 

という仮説を立てることができるようになります。

 

そしてこの「仮説」がその後の事例も含めて、
統計データなどで裏付けができた時に
一般論」として使えるものになります。

 

このように仮説」→「一般論」という流れは、
ビジネスの場でよく見かけることができます。

 

工場でも同じですよね。

 

何か不具合が発生したら、
事実(出来事)を集めて仮設を立てる。
それらの知見を集めれば、
その工場の一般論となる。

 

どちらかと言えば、
帰納法的考え方を使う場面が多いですが、

 

「仮説」がその後の事例も含めて、
統計データなどで裏付けができた時に
「一般論」として使えるものになる。

 

ということも覚えておいてくださいね。

 

 

まとめ

 

演繹法は、
前提が正しければ結果は必ず正しいものになる。

 

帰納法は、
結果は必ずしも正しいわけではない。
そのなる可能性が高いということ。

 

そして「仮説」がその後の事例も含めて、
統計データなどで裏付けができた時に
一般論」として使えるものになる。

 

なので、
演繹法と帰納法の2つの視点が大切なんです。

 

『ものづくり青年経営者養成塾』塾生募集

 

この度、製造業の若き経営者、
そして後継者向けのコミュニティとして

 

『ものづくり青年経営者養成塾』を設立しました。

 

このオンラインサロンの目的は、
製造業を営む経営者や後継者が集い、
工場の利益を増やすポイントを学ぶこと、
経営者として成長することを通して、
日本のものづくり企業を応援していくことです。

 

具体的には、
「FL法」をベースとして
工場が利益を出す方法論を学びます。

 

FL法とは
『お金をかけずに工場の生産性を
25%向上するプログラム』

 

その中で、
製造業の経営における課題を
経営者同士で議論して解決策を考えます。

 

『ものづくり青年経営者養成塾』は
近江技術士事務所との共同プロジェクト

 

『ものづくり青年経営者養成塾』
への参加はこちらをクリック

*5月末まで参加は完全無料です。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

この記事をシェアする

コメント

コメントする

目次