中小企業の間違った生産管理のやり方 03
こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
最近、中小企業の生産管理のやり方についての相談が多いです。
「現場リーダーを育てたいがどうすればいいのか?」
「社内不良もクレームもなかなか減らない、どうすればいいか?」
「協力会社の納期遅れや品質不良が発生している!」
実は、皆さん、間違った生産管理のやり方をしているんです!
そんなあなたへ、
引続き中小メーカーのための正しい生産管理のやり方をお伝えしたいと思います。
私達がこれまで300社以上に適用してきた結果ですので、信頼性は十分あると思います。
毎回、実践すれば、新たな発見や気づきがあると思いますので、お楽しみに。
中小企業の間違った生産管理のやり方
昨日、
クレームを減らすには、社内不良を増やせ、
すなわち、社内不良の検出頻度を上げよ、
と言う話をしました。
覚えていますか?
すると、多くの管理者は以下のように考えてしまいます。
品質を良くするとコストアップする
なぜなら、品質確保、社内検査の強化には、機械加工速度を下げたり、
作業時間にゆとりを持たせたり、検査には時間をかける必要があると考えているのです。
この考えは一見論理が通っているようですが、これも錯覚です。
しかも、ものづくりの本質を理解していません。
正しい作業(正しい製造条件・正しい手順)で行えば、
品質確保や低コストを実現できるのである。
つまり、品質を良くする目標を設定して、
それに合わせた正しい作業を設定することです。
この目標をクリアできなければ、設定した内容のどこかが間違っているか、
更なる改善が必要になってくるのです。
「正しい作業(製造条件・手順)をインプットとすれば、
製造プロセスを通してアウトプットは良品のみになる」の考え方です。
重要ですのでもう一度ご参照下さい。
Coffee Break11【結果は原因で決まる】
ものづくりにおいては、
正しい作業を早く正確にできる監督者(現場リーダー)が必要です。
監督者は、部下に早く正確に作業できるように指導することが、
役割の1つです。
中小企業の間違った生産管理のやり方 01
やってみせて、やらせてみる、を繰り返して、
正しい作業(製造条件・手順)を訓練することである。
品質を良くするとコストアップするという考えは、
ものづくりの本質を知らない錯覚である、ということが分かって頂けたでしょうか。
旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/
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