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【間違いだらけの】生産管理|まとめて買うは利益を減らす!製造原価が下がって経営を圧迫する【2つの理由】

カスヤ

あなたに質問です「材料を安く仕入れたいと思っていませんか?」
「一度に大量にまとめて買うと安くなると思っていませんか?」 

経営者

はい、安く大量に仕入れています!

経営者

うちも、まとめて買うと安くなりますからね!

カスヤ

もちろん、製造原価を安くするには重要ですが、そこにリスクはありませんか?

経営者

はい、まとめて買った結果、資材倉庫が在庫で一杯になりました。また、古くなった材料の処分にも困っています…

カスヤ

あなたの工場でも同じような経験ありませんか?

カスヤ

利益を増やそうとして、まとめて安く材料を買ったはずが…逆に利益を減らしてしまう!

目次

まとめて買うは利益を減らす!製造原価が下がって経営を圧迫する【2つの理由】

カスヤ

多くの工場で、1つの製品を一度に大量に作るのではなく、多くの取引先に向け、沢山の種類の部品を少しずつ作っています

カスヤ

一方で、自社の製造原価を管理している工場は非常に少ないです。そして、材料を多く仕入れた方が安くなるので、余分に材料を仕入れてしまう!

経営者

やっぱり、そうだったのか…

経営者

え!どういうことですか?さっぱり分かりません

経営者

そうだよ!まとめて安く買えているのだから、よいですよね?!

カスヤ

この結果、製造原価が下がることはありますが、実はまとめて買うことが利益を減らし、経営を圧迫することが多いんです

経営者

『製造原価が下がって、経営を圧迫する』ということはどういうことなのですか?

カスヤ

良い質問ですね!今回は、この問題を分かりやすく簡単に解説します

経営者

はい、お願いします!

カスヤ

本体の製造原価5000円のある製品を、200個仕入れたケースに入れて販売するとします

カスヤ

パターン1はケースを200個仕入れた場合、パターン2はケースを1000個仕入れた場合です

ケースの仕入れ価格は、200個仕入れて、1個当たり500円。
まとめて1000個仕入れると、1個当たり250円になります。
両方を比較すると、
本体の製造原価はともに100万円になります。
一方、ケースの仕入れ原価は、
ケースを余分に仕入れたパターン2の方が
パターン1より5万円安くなります。

本体の製造原価とケースの仕入れ原価を合計した製造原価は、
パターン1が110万円、パターン2が105万円で、
パターン2の方が安くなりました!

経営者

まとめて、1000個買ったパターン2の製造原価が5万円安くなっています。やはり、まとめて買うと安くなりますよね?!

経営者

確かに、きちんと計算したことはなかったな…でも、まだ続きがありますね!

カスヤ

ここで終わりではありません!それでは、その下を見て下さい!材料在庫としては、パターン1が0円、パターン2が20万円となります

つまり、総コストとして考えた場合、
製造原価はケースを安く仕入れたパターン2の方が
5万円安いように見えますが、総コストで比較すると、
パターン2の方が15万円余分にかかってしまっているんです!

経営者

まとめて買うと安くなるはずなのに、実は全く安くならず、利益を減らしている!

経営者

確かに、安くならないぞ!

経営者

でも、なんでこんなことになるんですか?

経営者

そもそも、うちじゃ、ここまで計算していないから、何とも言えないが…まとめて買うと安くならなそうだ!ということは分かりました

カスヤ

皆さん、良い質問、探求心ですね。それでは、動画でその理由を解説します!

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