リードタイム短縮をやるには、やらないことを決める
こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
最近の中小メーカーを取り巻く環境は非常に厳しいです。
現在、顧客は値引き要望と短納期要望が強く、値引きは3~8%、
2週間の納期を1週間に(納期半減)することを要求しています。
場合によっては、翌日出荷という要求もあります。
中小メーカーは、このような状況にあっても何もしないでは生き残れません。
今やっているものづくりを根本的に変えなければなりません。
どうしたらよいでしょうか?中小メーカーの経営者の方からよく聞かれます。
でも大丈夫です。
このブログを読めば、ものづくりの盲点に気付くことができます。
というわけで、今回も総合リードタイムの短縮について考えてみましょう。
私達がこれまで300社以上に適用してきた結果ですので、信頼性は十分あると思います。
前回は、品質特性面からのみ決められていた製造条件を、
リードタイム短縮面から抜本的な見直しをしてみる。
すると、リードタイム短縮は、生産性向上に貢献することがわかる。
という話をしました。
今回も引続き時間の話をします。
リードタイム短縮をやるには、やらないことを決める
『時間は与えられるものではなく、創りだすもの』改善のために、
1日につき1.5時間ずつ投入せよ。
時間をコントロールすることはできないが、
自分自身をコントロールすることはできる。
という話をしました。
分かっているけど、なかなかできませんよね。
そこで、具体的にどうするか私の経験をご紹介します。
新たに改善をするには時間を創らなくてはならない。
しかし、忙しくて時間がとれないという管理者が多いのは事実です。
そこで、思い切り「やらないこと」を決めてみて下さい。
つまり仕事の整理を行うことになります。
これは管理者として本当に自分でやるべき仕事かと再点検します。
「その仕事をやらないと誰が困るのか?」と自問するのがポイントです。
その答えが顧客なら継続してやるべきですし、
そうでないなら、大して影響はないと考え、思い切りやめてしまう。
そうやって時間を創らないと、いつまでたっても改善が進みません。
人は改善体験を重ねない限り、改善力はつかない。
これは真実です。
旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/
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