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最短90日で儲かる工場になる、利益の考え方とは?

こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

さて、
「利益を出すための原理原則はよくわかった」
「もっと、突っ込んだ内容の話を聞きたい」

そんなあなたへ、
本日も儲かる工場づくりに役立つ“具体的な内容”をお伝えしたいと思います。

そのテーマとは、…
・工場が抱える2つの課題、「利益」とは何か、利益を生みだす瞬間とは、
・生産性の目標設定、「人財」とは何か、錯覚を見抜く力、改善のしくみづくり、
・最近のコンサル事情、工場管理の常識のウソ、
等々の豪華ラインナップです。

私達がこれまで300社以上に適用してきた結果ですので、信頼性は十分あると思います。
毎回、実践すれば、新たな発見や気づきがあると思いますので、お楽しみに。

目次

最短90日で儲かる工場になる、利益の考え方とは?

そもそも、利益とは何でしょうか?
辞書では、利益とは「事業などをして得る儲け」と書かれています。

利益とは何か?

これに対して、私達のコンサルにおける利益の定義とは、
『工場に残る現金』です。

この定義は、売上総利益、営業利益、経常利益、等の会計用語等とは違います。
大切なのは、『現金』です。

収入は現金で支払われる

工場長をはじめとする工場の管理者達は、このことをしっかりと理解する必要があります。
つまり、利益=工場に残る現金を増やすような仕事のやり方
をしなければならないということです。

それができれば、収入(給与・ボーナス)を増やすことができますよね。
なぜなら、収入は現金で支払われるからです。

あなたが、お子さんにお小遣いをあげるとき、
大切になるのは家計簿の計算上の収支でしょうか?

違いますよね、財布に現金が入っているかどうかですよね。

現在ほとんどの中小メーカーの多くの管理者は、
一度にまとめてつくると、原価が安くなり利益が出る、と考えています。

もしかすると、あなたもそう考えているのではないでしょうか?
これは間違いであり、非常に危険な考え方です。

一度にまとめてつくると、どういうことになるか?
少し考えてみて下さい。

一度にまとめてつくると、利益はどうなるの?

まず、工場から、材料費・加工費・外注費などの現金がでていきます。
しかし、製品が出荷されるまでは、工場に現金は入ってきません。

どうなりますか?

そうです、工場に残る現金が減りますよね。
つまり、利益が減ります。

現金が減る=利益が減る

経営者にとっては、当たり前のことですよね。
ところが、多くの管理者は、以下のように間違えた考えをしています。

「そのうち出荷されることは間違いない」
「だから、今のうち、生産しておいてもいいだろう」

彼らは、自分のお金を払うわけではなく、自分のお金で材料を買うわけではありません。

ましてや、売れなかったときの責任をとることもないわけですから、
どんどん作ることに全く抵抗がないのです。

製品をまとめてつくると原価が下がり、利益が出る。
材料をまとめて買うと単価が下がり、利益が出る。

これらは、一見利益を増やす行為にみえるかもしれません。
しかし、実際は利益を減らす行為に他なりません。

大切なので、もう一度言います。現金が減る=利益が減る

[ここで少し考えてみましょう]

あなたの考える『利益』の定義はなんですか?
あなたの工場では、利益が増える(現金が増える)仕事のやり方をしていますか?

旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/

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