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改善力を身に付けるために管理者に知ってほしい発想法とは?続

こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

 

工場の生産性向上指導を通して、
強く感じることは、

 

工場改善を推進する
強いリーダーが不足している
ということです。

 

そこで、
改善力を身に付けるために
管理者に
知ってほしい発想法を解説します。

 

本日から数回にわたり、
自ら改善リーダーになるために、
どのような考え方・発想を持てばよいかを
徹底解説していきます。

 

一見、
常識と反する内容と思えるかもしれません。

 

しかし、
一旦素直に受け入れて実施して頂ければ、
必ず成果が出ます。

 

前回までに紹介した発想法の復習
↓↓
改善力を身に付けるために
管理者に知ってほしい発想法とは?続き

↓↓
改善力を身に付けるために
管理者に知ってほしい発想法とは?

 

それでは、いってみましょう。

 

目次

改善力を身に付けるために管理者に知ってほしい発想法「機械故障復旧時間を決めよ

多くの中小メーカーでは、
機械が故障したとき、
修理担当者(主に現場管理者やリーダー)
が修理にあたっています。

 

そして、
壊れた機械を直すのだから
「直った時間が直ったとき」と言います。

 

これは大きな間違いです。

 

機械Aが故障したら20分以内に直す、
機械Bが故障したら30分以内に直す、

 

このように
機械別に修理時間を決めて、
数か月で決められた時間内に直せるよう、
修理方法の改善を進めます。

 

このように考えることが重要です。

 

ご存知かもしれませんが、

 

これはMTTR
:Mean Time To Repair、故障復旧時間
になります。

 

この時間を決めることが大切です。

 

なぜなら、
これで生産性が上がり、
この復旧時間により
故障しても納期遅れになることはありません。

 

もし、
復旧時間内に直らなければ、
修理担当者の責任です。

 

この修理力がないと
専門業者に依頼して、
1日数万円もかかってしまいます。

 

具体的な取組として、
まずは事後保全
(故障してから保全する)からですが、

 

この時、
修理時間を必ず決めて守ることが重要です。

 

なぜなら、
この修理時間を必ず決めて守ることは
予防保全へ繋がるからです。
予防保全:機械が故障しないようにする保全活動

 

以上、
故障した機械を早く直すことが
保全力を上げていきます。

 

そしてこの保全力も
改善リーダーの力量になります。

 

改善力を身に付けるために管理者に知ってほしい発想法「段取チームをつくれ

改善リーダーであるあなたは、
段取作業を正しく理解していますか?

 

ものづくりでは、
段取作業はいくらやってもお金を生みません。

 

だから、
段取作業を早くできる人が
段取チームをつくり、
段取時間を早くし、
生産性をあげなければならない。

 

この段取作業を早くできる人を中心に、
段取専門チームを作るのは知恵になります。

 

このチームは、
1日中、段取作業をしている工程を渡り歩きます。

 

中小メーカーの管理者であるあなたは、
1回当たりの段取時間を短縮するのではなく、
段取回数を少なくすることばかり考えていませんか?

 

ここが大きな問題です。

 

段取時間を
10分以下にすることを
シングル段取と言います。

 

シングル段取を目指して、
段取時間短縮をしましょう。

 

*まず現状の段取時間を測定して、
意識するだけで約3割り削減できますよ!

 

旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/

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