強い工場になる5ステップ(ステップ5 あなたの工場は必ず生まれ変わる)
こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
「うちの会社(工場)は特殊だからな…」あなたも、聞いたことがあるでしょ?
でも、特殊な会社(工場)は存在しませんからね。
「どこの会社(工場)も問題の本質は同じである」ということなんです。
そして、連日紹介している「5ステップ」はどの業種の工場でも適応できるんです。
あなたの工場に当てはめて、読んで下さいね。
ステップ1「工場改革チームを立上げよう、リーダーは任せて育てよ」です。
ステップ2「生産性を上げる目標を設定せよ、目標は①期限と②目標値を含めよ」です。
ステップ3「現状把握は事実と意見を区別せよ、視点は情報の流れとものの流れ」です。
ステップ4「生産管理を強化せよ、必要なものを必要な工数でつくる」です。
本日はステップ5の最終回です。
このステップ5はめちゃめちゃ重要ですので、頑張ってついてきて下さいね。
なんで、丸1日でやるの?2つめの理由です。
その2 画期的なアイデアが出ない
人間には右脳と左脳があるのはご存知ですよね。
脳が左右に分かれていて、それぞれが特徴を持っているんです。
右脳は直感的、斬新な発想を生む。
左脳は論理的、無難な発想を生む。
通常は左脳を使って仕事をしていて、右脳を使うことはほとんどありません。
しかし、左脳で対応できなくなると、右脳が働き出すんです。
「火事場のばか力」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
そうです、人間は追い込まれると信じられない力を発揮するんです。
これは右脳が働き出したからなんです。
したがって、改善でも右脳を働かせれば、大きな改善効果を生むのです。
その右脳を働かせるためにも、長時間に渡り考え抜いていくことが必要なんですね。
でもね、この話をすると「忙しくて5時間の時間なんて取れないよ」という意見が出てくるんです。
もっともな意見でしょうか?「今の仕事のやり方を変えないなら…」という条件付きです。
だったら、今の仕事を工夫して短時間でできるようにすればいいんです。
『時間は与えられるものではなく、創りだすものである』
改善するための時間を作りだすことが、最初に乗り越える壁であり、
これを超えない限り工場の改善は永遠にできません。
以上、連日強い工場になるための5つのステップを解説してきました。
これはあなたの工場でもできることですよね。
“反対!”の声を恐れずに果敢に挑戦して下さい。
まずは、現状を正しく把握する、生産管理を強化する、現場改善を促進すること。
そうすれば、必ず生産性が向上します。
その結果として、『強い工場』へと生まれ変わって行くんです。
旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/
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