【工場が利益を生む法則4】仕事に人をつけよ
こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
今週から
「工場が利益を生む法則」
について解説していきます。
一つ目の法則を実践していますか?
↓↓
【工場が利益を生む法則1】
動きを減らして、働きを増やせ
二つ目の法則を実践していますか?
↓↓
【工場が利益を生む法則2】
管理者は存在価値を示せ
三つ目の法則を実践していますか?
↓↓
【工場が利益を生む法則3】
工場管理は全て金額で行え
どの法則も実践すれば、
必ず結果がでます。
しかし、
ほとんどの工場では実践しません、
また、実践したとしても、継続しないのです。
ここれができるかどうかで、
あなたの工場の利益が
大きく変わってくるのです。
まずは、やってみませんか!?
それでは、四つ目の法則です。
【工場が利益を生む法則4】仕事に人をつけよ
現場でこのような質問をします。
「今日は、誰が、
何をどこまでやるのですか?」
今日の仕事の定義が決まっていますか?
作業する人が、
目の前の仕事をどんどん進めるような
職場では利益は出ません。
利益を生みだすために必要な発想は、
「今日やらなくてはならないことは何か?」
からスタートすることです。
利益を生みだすためには、
この原則を守らなくてはなりませんよね。
ある職場の話をします。
この職場では、
正社員5名、派遣社員2名、
アルバイト・パート社員5名の
合計12名で、
作業内容は、
製品の梱包と出荷準備作業です。
毎日、山のように流れてくる製品を、
30個ずつダンボールに入れ、
ガムテープを貼り、
出荷先ごとに仕分ける作業を
全員で行っています。
12名がお互いに協力しながら、
毎日忙しそうに作業をしていました。
「とにかく、
流れてくるものを
どんどん梱包していく」
という発想です。
このため
「人が足りない」
「置場が足りない」
という声も出始めていました。
なんと、驚くことに
「今日梱包しなければならない数量」
を誰も把握していないのです。
そこで、
①今日梱包しなければならない数量を調べ、
②1箱梱包するまでの時間を測り、
③1日8時間として何人必要かを計算したところ、
8名という答えが出たのです。
派遣社員2名の契約を取りやめ、
正社員2名を別の忙しい職場に
異動してもらいました。
この話は他人事ではありませんよ。
工場には似たような状況が
溢れかえっています。
『人が多いか少ないか』
というのが問題なのではありません。
『人が多いか少ないかを
判断する基準があるかないか』
が問題なのです。
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