こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

 

前回から、
儲かる工場づくりに役立つ“具体的な内容”
をお伝えしたいと思います。

 

そのテーマは、

 

  • 工場が抱える2つの課題
  • 「利益」とは何か
  • 利益を生みだす瞬間
  • 生産性の目標設定
  • 「人財」とは何か
  • 錯覚を見抜く力
  • 改善のしくみづくり
  • 最近のコンサル事情
  • 工場管理の常識のウソ

 

等々です。

 

毎回、新たな発見や気づきがあると思います。

 

それでは、前回までの復習です。

 

① 課題とは、「あるべき姿」と「現状」の「ギャップ(差)」である。

② 工場の課題とは、「利益確保」と「人財育成」である。

③ 企業が継続するためには、「しくみ」が必要である。

④ 今の時代だから成功するやり方ではダメ、
  誰でも、いつでも成功するやり方が絶対に必要である。

⑤ 利益=工場に残る現金を増やすような仕事のやり方

 

たった90日であなたの工場が黒字化する方法【中小企業の課題】

たった90日であなたの工場が黒字化する方法【中小企業のあるべき姿】

たった90日であなたの工場が黒字化する方法【利益とは何か】

 

 

利益を生み出す瞬間を知れ

今回は「利益を生み出す瞬間」について解説します。

 

まずは、以下の図を見て下さい。

 

 

この場合、工場は、
ドリルが穴を開けている瞬間のみ利益を生みだしています。

 

これを『働き』と呼びます。

 

例えば、プレス工場での働きとは、
プレス機が「ストーン、ストーン」という音を発生させた瞬間のみです。

 

それ以外の利益を生みだしていない全ての瞬間を、
「動き」と呼びます。

 

プレス工場の例で言うと、
「材料を運ぶ」「金型・冶具を取りに行く」「段取り替え」
「工具を探す」「図面を見る」…等々、

 

これらは全て「動き」です。

 

当たり前ですが、
どんなに「動き」をしたところで利益は増えません。
逆に、動けば動くほど、利益は減っていきます。

 

「動き」を無くすことはできない

この話をすると、
「「動き」を無くしたら、仕事になりませーん!」
と言う人がいます。

 

当然です。
いくら利益を生まないからと言っても、
全ての「動き」を無くしてしまうことはできません。

 

重要なのは、「動き」を少なくする工夫です。

 

この「動き」を少なくすることで、
1日の『働き』の密度が高まります。

 

つまり、プレス工場なら、
1日当たりの「ストーン、ストーン」という
音が鳴る回数が増えれば増えるほど、
利益が上がっていくのです。

 

左手が死んでいる

引き続き、『働き』と「動き」について解説します。
私達日本人の多くは、右利きです。
したがって、何かをするときは右手を使います。

 

さて、そのとき左手は何をしているでしょうか?
多くの場合は、被加工物を保持していますよね。

 

例えば、軸に部品をセットする場合は、
左手で軸を保持して、右手で部品をセットします。
下図の左側です。

 

 

また、
ペットボトルのキャップを開ける場合はどうでしょうか?
左手でペットボトルをつかみ、
右手でキャップをひねって開けます。

 

これらのとき、
右手は『働き』をしていますが、
左手は「動き」をしているにすぎません。

 

これを「左手が死んでいる」と言います。

 

では、「死んでいる左手」を活用できないだろうか?

 

この設問から、働きを増やす工夫をしていくのです。
例えば、『働き』を増やす方法の一つとして、
下図の右のような冶具を利用します。

 

 

ここで、あなたに1つ問題です。

 

〈問題〉
検査は「働き」でしょうか、「動き」でしょうか?
少し考えてみて下さい。次回解説します。

 

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http://pe-michanpapa.hatenablog.com/