こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

 

今週も工場に潜んでいる、
「錯覚」について解説していきます。

 

人間は簡単に錯覚します。

 

しかも、
自身が錯覚を起こしていることに気づきません。

 

だからこそ、錯覚と呼ばれているのです。

 

そして、
工場でも非常に多くの錯覚が存在しています。

 

【常識打破】工場改善には錯覚を見抜け!

 

【常識打破】工場改善には錯覚を見抜け!
社内不良を減らせは正しい?

 

【常識打破】工場改善には錯覚を見抜け!
品質をよくするとコストアップする?

 

今回は、頻繁に見受けられるケースを
4つ紹介したいと思います。

 

今日は四つ目です。

 

外注依頼品は受入検査をしなければならない

多くのメーカーでは、
協力会社へ依頼した製品の
受入検査を行うことが
当たり前と考えている。

 

そして、
これも言うまでもなく錯覚です。

 

正しくは、

 

外注依頼品の受入検査をやめよ

 

本来、
外注依頼とは加工のみの依頼ではなく、
品質保証依頼です。

 

だから、
外注依頼品の受入検査をすることは
論理矛盾なのである。

 

外注依頼先(協力会社)で
品質保証されたものを
受入検査で抜取検査を
行っても意味がありませんよね。

 

しかし、
この受入検査の抜取で
不適合品が見つかるとはどういうことか。

 

ここをしっかり考えなければならない。

 

協力会社がきちんと
完成品検査をやっていない証拠です。

 

協力会社としたら、
納入先で受入検査を
やってくれているから、

 

多少品質に問題があっても
出荷してしまおう、

 

何か問題があれば言ってくるだろう、
という判断なのです。

 

だから、
協力会社には、
受入検査をやらないことを
通知することだ。

 

今後、
受入検査を行わないから
「クレーム」になったときは、
全ての損害を賠償してもらう
内容の契約書を交わします。

コンサルでは、
このようにアドバイスします。

 

「協力会社の社長と契約を交わせ。
 社長に王手をかけろ!」

 

この契約の取り交しが、
協力会社の社長に衝撃を与え、
協力会社の品質レベルを
飛躍的に向上させるのです。

 

協力会社の品質責任者は社長である。
この事実を直視せよ。

 

しかし、
このようにアドバイスしても、
なかなか実行に移さない管理者が多いです。

 

「今までやったことがないから…」

 

という答えが返ってきます。

 

そりゃそうです。
常識打破には新しいことに
挑戦しなければ始まりません。

 

そして、
このアドバイスに挑戦した結果、

 

「受入検査をやめてよかった」
という会社がほとんどです。

 

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