こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。

最近、改善活動の進め方についての相談が多いです。
「テーマは?どれくらいの頻度でやるの?」
「活動に参加しない人が多いが、どうすればいいか?」
「そもそも改善の進め方が分からない!」

更には、
「思うように進まない」、「うまくいかない」、「成果が出ない」…

実は、皆さん、間違った改善活動のやり方をしているんです!

そんなあなたへ、
引続き改善活動の進め方について解説します。
私達がこれまで300社以上に適用してきた結果ですので、信頼性は十分あると思います。
*前回お伝えした、改善活動の進め方【時間確保】は以下を参照下さい。
改善活動の進め方【しくみを作る】

毎回、実践すれば、新たな発見や気づきがあると思いますので、お楽しみに。

改善活動の進め方 【改善の進め方】

さて、1日につき1.5時間を改善に投入できたでしょうか。
次はいよいよ「改善の進め方」です。

1日改善会

1日改善会とは、
複数人が集まって、
朝から1日(最低5時間)かけて集中的に大改善を行うという会です。

1日改善会は、私達の提唱するFL法がトヨタの「自主研」からヒントを得たもので、
例えば「段取時間を半分に短縮する」というテーマを選定します。

そして、これを1日で達成してしまうのです。

ここで重要なのは、改善会の進め方です。

1日改善会の進め方

改善会は、単に1日時間をかけて何かをやればいいんでしょ?
という人がいますが、違います。

①まずは、テーマを決めます。
そして「なぜそのテーマを選定したのか」を明確にします。

改善はあくまでも「手段」であり「目的」ではありません。
何のためにその改善を行うのか?
これをはっきりさせることが非常に重要なのです。

例えば、
「職場をきれいにしよう」
「仕事をやりやすくしよう」
こういう目的がはっきりしないテーマではダメです。

②次に、目標を設定します。
以前のエントリーで目標には2つの要素が必要であると説明しました。
覚えていますか?
強い工場になる5ステップ(ステップ2 目標を設定せよ)

そうです、「目標値」と「期限」です。
「本日中に、現在30分かかっている段取作業を15分に短縮する」
という具体的な目標を設定します。

このとき、
「設定した目標を達成できるか、できないか」
ということを考える必要はありません。

「あるべき姿は?理想の状態は?」
「結果として、どうなっていればよいか?うれしいか?最高か?」
というように、理想の姿をイメージして下さい。

多くの人は「考えて」から目標を「決める」という順序で進めようとします。

しかし、本当は逆です。

「決めて」から方法を「考える」これが正解です。
やると決めてから、考え抜く!この姿勢です。

私の経験では、クレームを出してしまい、再発防止策を考えよ!
明日までに、報告書を出せ!といった切羽詰まった状況の時に、
皆で考え、よいアイデアが浮かんだことがあります。

また、技術士口頭試験の業務内容の説明(プレゼン)内容も、
試験1週間前に、「今日中に3分以内のプレゼンの内容を考える」をテーマに
1人1日改善会を実施し、物凄く説得力があるプレゼン内容を考えることができました。

切羽詰まって背水の陣で挑むのもポイントです。

これは実践した人しかわかりません。あなたもやってみて下さい。

[想像して下さい]
管理者や現場リーダーたちが、
アイデアを出しながら真剣に話し合い、額に汗をかく。
そしてついには、今まで不可能と考えられていたことを
たった1日でやり遂げてしまう。

そんな素晴らしい工場が赤字になるはずがないですよね。

さて、改善の進め方はこれだけではありません。
次回、解説していきますね。お楽しみに。

旧ブログはこちらからどうぞ。
http://pe-michanpapa.hatenablog.com/