こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
「うちの会社(工場)は特殊だからな…」あなたも、聞いたことがあるでしょ?

でも、特殊な会社(工場)は存在しませんからね。
「どこの会社(工場)も問題の本質は同じである」ということなんです。

そして、連日紹介している「5ステップ」はどの業種の工場でも適応できるんです。
あなたの工場に当てはめて、読んで下さいね。

ステップ1「工場改革チームを立上げよう、リーダーは任せて育てよ」です。
ステップ2「生産性を上げる目標を設定せよ、目標は①期限と②目標値を含めよ」です。
ステップ3「現状把握は事実と意見を区別せよ、視点は情報の流れとものの流れ」です。
本日もステップ4です。

昨日は、生産管理を考える上で、避けて通れないものは何でしょう?という質問をしました。
想像して下さい?分かりましたか?

IT(コンピューターシステム)です

もう、当たり前すぎて、今更何?って感じですよね。
多くの工場では、生産管理がIT化(コンピューター化)されています。

でも、皆、重要なことを忘れているんですよ。何だと思いますか?
これは、なかなか出てこないと思います。一緒に考えてみましょう。

生産管理のIT化による具体的な仕事内容を思い浮かべて下さい。
・受注担当者は、受注情報と納期を入力します。
・購買担当者は、データを見て協力会社に発注する。
・生産管理担当者は、製造指示書を発行する。
・出荷担当者は、データを見て出荷リストを印刷する。

凄いですよね、便利ですよね!
コンピュータを使うことで、各担当者が情報を入力すれば、
あっという間に情報を共有でき、業務効率化が図れるんです。

が、しかし、しかしですよ。ここで何か気づきませんか?
例えば、購買担当者は協力会社に発注しても、その出荷日を知らないんです。

何が言いたいかというと、購買担当者は発注するのが仕事で、
出荷担当者は出荷するのが仕事、となっているんですよ。

そうです、全体像を把握している人がいません。それが現実です。
全体を把握して調整する人がいないので、結果として不要な在庫が生まれてしまうんです。

私が経験したことですが、
受注情報が変更されたのに、その情報が各担当者に正確に伝わらず、
責任者不在のまま『不要在庫になった』ということがありました。
そして、その不要在庫が増えすぎて、倉庫を借りるというとんでもない話に発展したんです。

全体像を把握している人がいないと、こんな本末転倒な話になってしまうんです。
不要在庫を管理するために、倉庫を一棟借りるんですよ!マジあり得ません。

でも、この状況は、業種を問わず色々な現場で実際に起こっていることなんですよ。
全体像を把握した上で、コンピュータシステムを使って下さいね。

むしろ、全体像を把握できるしくみがあれば、コンピュータシステムなんて要らないんです。
(それが私達の提唱するFL法の魅力の1つなんです。)

また、必要に応じて、組織もどんどん変えていきます。
生産管理という部門が存在しない工場もけっこうあるんです。
その場合は、生産管理部門(生産全体を統括する)を作ります。絶対必要です。

工場改革には、組織変更が伴うんです。

組織変更、これによって、ときにはベテラン社員に会社を去って頂くという選択も出てきます。
これは決して悪いことではないんです。

新しいことへの挑戦に抵抗する年配社員が会社を辞めることですからね。
逆に、若手社員がすぐ会社を辞めてしまうのは、あまり良いことであるとは言えませんが。
ベテラン社員が去っても、若手社員から優秀な人が必ず出てきますから、大丈夫です。
サッカーや野球でも世代交代で必ず有望な選手がでてきますよね。これと同じです。

され、これで生産管理を強化したら、その次はいよいよ…。
次回解説しますね。お楽しみに。

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