こんにちは、技術士(経営工学)のカスヤです。
では、利益を減らしている典型的なパターン2つ目を解説します。

生産性向上コンサルでは工場に初めて行った時に、
まず材料(原料・部品)倉庫に向かいます。
部材に対する意識、考え方を確認することで、工場の実態が分かるからです。

そして、部材担当者や発注責任者と、現場でこんなやりとりが始まります。

もし、自分のお金で部品を買うとしたら、今と同じやり方を続けますか?

コンサル「この倉庫には何種類のものが置かれていますか?」
担当者「ん~、え~っと…、全てパソコン管理なので、今直ぐ確認してきます」
コンサル心の声(すぐ分かると言いながら、10分以上経っても帰ってこないな)

担当者「今日は、たまたま発注者が休みのため、データが分かりません」
コンサル「私が工場を訪問するときに限って、例外的なことが起こりますね(笑)」
コンサル「私はパソコンに聞いているのではなく、あなたに聞いているんですよ!」
担当者「と言われましても…今は分かりませんので」

コンサル「では、ここに置かれている部材の合計金額はいくらですか?」
担当者「き、金額ですか?!えーーあの…金額は分かりません」
コンサル「では、ここにはお金が置かれていると考えてください。
      もし、自分のお金で部品を買うとしたら、今と同じやり方を続けますか?

担当者「自分のお金だとしたら……出来ない?!」
コンサル心の声(この質問は、資材発注に対する金言だ!経営者だけが頷いている!)

かなりリアルなやり取りです。あなたが担当者ならどうでしょうか。

部材購入の典型的な間違いは、
現場担当者が独自の判断基準(経験と勘)で購入していることです。
そして、自分のお金で買うわけでもなく、しかも欠品すると困るので多めに購入してしまうことです。

これは大切なお金をたれながしているということですよね。
更に問題なのは、多めに買っているという事実が経営者に正しく伝わっていないことです。

材料は多めに買え!は間違いです。

部材の購入というお金が出て行く管理をしっかりしなければ、儲かるはずはありません。
年間数億円の部材在庫がありながらも、
毎月数千万円の部材を購入している会社が実際にはあるんです。

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